BLOG 【店長の自由帳】

2026/07/13 13:47

最近、コンビニでおにぎりを手に取るたびに思います。

僕の記憶の中では、シーチキンおにぎりは110円くらいでした。

でも今は180円前後。明太子は190円。
種類によっては200円を超えてくる。

ニュースでは「日経平均株価が過去最高」と盛り上がっているのに、
生活が豊かになった実感は正直ありません。

ガソリンも高い。電気代も高い。
この前なんてスーパーでブロッコリーが300円していて、思わず二度見しました。

「物価が上がってる」のは何となくわかる。
でも、なぜここまで上がったのか。

調べてみると2013年のアベノミクスまでさかのぼった。

当時、日銀は「大胆な金融緩和」を掲げ、国債を大量に発行して、大量のお金をばら撒いた。
結果円安が進みます。円安になると、輸出企業は儲かる。
実際、トヨタや任天堂、三菱商事、伊藤忠商事など、海外売上比率の高い企業は儲かった。

その成長に注目した海外投資家も日本株を積極的に買うようになった。

今、日本株全体の3割ぐらいは外国人投資家が保有している、
日々の売買代金の取引量も半分前後を占めています。

つまり、日本の株価は僕ら日本国内だけの話でなく、世界中の海外投資家たちの影響もでかい。

アベノミクス前の日経平均株価は約9,000円程度。
それが今では7万円近い水準まで上昇しました。

ただ、株価が上がることと、生活が豊かになることは別の話。

株価は上場企業の価値を表し、僕たちの生活は給料や物価に大きく左右されます。

国内向けの中小企業や小売業、サービス業では、コストが増えて苦しくなるケースも少なくありません。
うちもその一つです。

海外から商品を仕入れているので、円安になるたびに仕入れコストは上がり続けています。

そして、決定打がコロナ後。
世界中で急激なインフレが起こり、原材料価格が上昇。

この時、ちょうどロシアとウクライナの戦争の件もあった。
物流費も上がり、エネルギー価格も高騰しました。

さらにアメリカは急激な利上げを行なった結果
金利の高いドルへお金が集まり、円はさらに安くなった

日本も利上げをすれば円安を抑えられるが、長年の金融緩和で大量の国債を抱えていたため、
大幅な利上げはできなかった。

この時、日銀黒田さんの「利上げはしません」のリピートは当時話題になった。
その結果、円安がさらに進み、海外から買うものは一段と高くなりました。

ここで疑問が一つ。

「でも、おにぎりって日本のお米だから関係ないんじゃない?」

そうです、でもおにぎりの価格は、お米だけで決まるわけではないんです。
海苔。
鮭やツナ。
マヨネーズ。
包装フィルム。
工場の電気代。
配送トラックの燃料代。
働く人の人件費。

これらすべてが少しずつ値上がりしている。

つまり、「いとしの我らのおにぎり」は日本の食べ物ですが、
その価格は世界経済の影響を受けているんです。

さらに最近は、AI、半導体、電力インフラへの世界的な投資期待もあり、
日本企業への注目もキオクシア株式会社などを筆頭に高まっている。

円安で海外投資家から見ると日本株はバーゲンセール状態、
資金が流れ込みやすい状況が続いています。だから株価は上がる。

でも、そのお金がすぐに僕たちの給料や生活へ回るわけではありません。

だから、「株価は最高値なのに、生活水準は改善されずにおにぎりが高いと感じる。」
そんな不思議な現象が起きているんです。

こういう経済ニュースって少し人ごとのように聞いていましたが。
おにぎりが200円を超えてくるとさすがに「おにぎりを愛する一人の日本男児」として話は別です。

これらの経済動向を学習した結果、僕が出した結論は一つ。

もう、自分で握るわ。