BLOG 【店長の自由帳】
2026/06/16 09:10
最近、面白いニュースを見ました。
米企業のUberの経営陣が、
「AIにかなりお金を使っているけど、それに見合う成果が出ているのかわからない」
という趣旨の発言をしたそうです。
きっかけは、社内で使っているAIコーディングツールの予算でした。
なんと一年分の予算を四ヶ月で使い切ってしまった。
普通なら驚きます。でも本当に驚いたのはその後の話。
幹部がエンジニアたちに聞いたそう。
「AIの利用量は増えた。でその分、新機能は増えたの?」
すると、ようわからんと。
これを見た時、笑ってしまいました。
なぜなら、がっつり自分にも心当たりがあるからです。
AIって楽しいんですよね。
わからないことを質問したら答えてくれる。
画像も作れる。企画も考えてくれる。
気付けば、「何かAIでできることないかな」を考えている。
でも冷静に考えると順番が逆なんです。
本当は、
「解決したい問題がある」
↓
「そのためにAIを使う」
のはず。
なのに気付けば、
「AIを使う」
↓
「何か問題を探す」
になっていたりする。
これ、よく起きる現象です。
たとえばダイエット。
ジムに入会した。高いシューズを買った。ウェアも買った。
プロテインも飲んだ。スマートウォッチも買った。
その時に出てくる問いは一つ。
「で、痩せた?」
SNSでも同じような現象をみたことがあります。
フォロワーを増やそう。
いいねを増やそう。
インプレッションを増やそう。
数字が伸びる。気持ちいい!
「で売上は?」
手段が目的になってしまう感じです。
語学学習アプリのDuolingoでも同じようなニュースが上がっていました。
社員の評価にAI活用を組み込もうとしたそうです。
ところが現場から、
「AIを使うためにAIを使うことになっていないか?」
という声が上がり、その方針は撤回されたそう。
この話、すごく重要な話だと思うんです。
なぜなら今の僕らは「AIを導入すること」よりも
「AIでどんな成果を出すか」を考えなきゃいけない。
ChatGPTに課金した。Claudeを社内に導入した。Copilotを入れた。
よし。これで我が社もAI活用企業だ。
でも本当に大事なのはその先。
売上は増えたのか。お客さんは喜んだのか。仕事は前に進んだのか。
そこが問われる。
Uberの話も、Duolingoの話も、結局は同じことなんだと思います。
人間って手段を集めるのが好きですよね。
ジムに入会すると安心する。フォロワーが増えると満足する。
AIに課金するとAIを使いこなしている気分になる。
でも目的は別の話。
「で、何が前に進んだ?」
みなさんこれをAI時代の合言葉にしましょ。

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