BLOG 【店長の自由帳】

2026/06/05 10:34

最近ふと思ったんですが。

お気に入りの道具ほど、存在を忘れている気がします。


たとえば毎日使っているマグカップ。

職場でコーヒーを飲むたびに使っているのに、


「このマグカップの持ち手と大きさ最高やな」

なんて毎回思いません。


むしろ何も考えずに手が伸びる。

気づけば洗って、また使っている。


そんな存在です。


逆に存在感がある道具って、意外と困らせてくることが多い。


開けにくいフタ。

スッと入らないチャリの鍵

水が飛び散る洗面台の高さ。

 

使うたびに「なんか使いにくいな」と意識させてくる。

だから道具って面白い。

優秀になるほど存在感が消えていく。


まるで空気みたいに。


商品を提供している側としては少し複雑なんですが、

本当に使える道具ほど、人はその道具について考えなくなる。

でもそれが本来の道具の役割かもしれません。


運動会の主役は子どもで、ビデオカメラじゃない。

キャンプの主役は自然に触れることで、テントやチェアじゃない。

ピクニックの主役は家族時間で、レジャーシートじゃない。


でも、どれも無いと少し困る。

いい道具って、そんな立ち位置なのかもしれません。

 

映画で言うと演者さんじゃなくて照明さんみたいな存在かな。

誰も照明さんを見に映画館へ行かない。

でも照明さんがいなかったらみんなの演技に光が当たらない。

そんな立ち位置。

 

そういえば父親という役割も少し似ている気がします。

と言うとまた急に話が長くなりそうなのでこのへんでやめておきます。


でも運動会でビデオを撮る人とか。

バーベキューで炭を起こす人とか。

写真には写ってないけど、なぜか毎回そこにいる人っていますよね。


なんとなく好きなのは、そういう存在です。


Chapdaddyの商品もできればそうありたいと思っています。


使うたびに感動する商品ではなくて、

気づいたら毎回選んでいる商品。

使っていることを忘れるくらい自然に暮らしに馴染む商品。


エプロンでも。

レジャーシートでも。

トートバッグでも。

お盆でも。


主役にならなくていい。

むしろ主役にならないほうがいい。


気づけばそこにいて、

気づけば今日も使っている。

そんな道具が一番長く残る気がします。


ちなみに店長の僕は、新商品が届くたびに


「これは最高や!絶対売れるぞ!」と盛り上がっています。


でもゴールは、その気持ちすら忘れて毎日さりげなく使っている瞬間なんです。

 

▲あ、この猫ちゃん本文とはまったく関係なく、ただただかわいいから載せました。この一回毛をとがれて「ん?」ってしてる感じ。癒されてって下さい。


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